
「ド田舎ちゃんねる5」の舞台は、小分県鈴音村。どこにでもあるド田舎です。
どのくらいド田舎というと……ページの右上にある「鈴音村」の画像をクリックすると詳細が載っております。
細かい部分は置いておいたとしても、「あー、これは悲惨やなー」というのが何となくお判り頂けるかと。
さて、皆様は、「田舎」と聞いて、思い浮かべることは何でしょうか?
故郷が田舎だという人は、それを思い浮かべるでしょうし、
故郷が都会だという人は、田舎というと例えば自然が綺麗だとか、漠然としたイメージがあると思います。
つまり、「田舎」という単語で、
誰一人同じイメージは持ち合わせていないのです。
(同郷だと同じ場合もありますが)
例えば、故郷が田舎の人の場合、
「俺の田舎では、夏にお祭りがあったんだよ」「え?俺の田舎だと、秋ごろに収穫祭があったなぁ」
のように、村のお祭りイベントひとつ取っても、地域によって全く違います。
個々の田舎が、合致することはありません。
鈴音村のモデルは、いろいろなところで言っていますが大分県です。
しかし、それはあくまで気候など、データ上の話であり、
中に住んでいる人間や風習などは、まったく別のものとして製作しております。
では、人間や風習は何を参考にして製作されているのか?
ズバリ、都会の人が考えた
漠然とした田舎のイメージをディフォルメし、かき集めたもの
を参考にしています。
例えば、通りすがりのお婆ちゃんが「大きくなったねぇ〜」と会うたびに言ってくるとか、
おっちゃんのラジオ体操が毎朝聞こえてくるとか、
鶏の鳴き声で目が覚めるとか……。

こんな、何のご利益があるのか(当地の人も)判らないような地蔵が
道端に建てられているとか。
上記のような事象はまさに「田舎」。
所さんの笑ってコラえて! の「日本一周ダーツの旅」で、
最初に出てくる「第一村人」。
村はダーツが刺さるたびに違うのに、第一村人は「田舎の人だなぁ」と感じませんか?
まさに、はむはむソフトが目指した「鈴音村」のイメージは
「見た(出あった)瞬間、田舎だと感じる」場所……これなのです。
つまり、「田舎」という単語には、特定の地域は含まれておりません。
「うちの田舎とは違う」というのは、当たり前のことなのです。
しかし「鈴音村」は「田舎」という単語に含まれている地域です。
つまり、

ですので、例えば鈴音村住人となったと仮定したときに、
その村の一員として、他の村出身の人間と、故郷について語り合える……
そのくらい細かく、鈴音村という箱庭を設定しています。
以前とある方に、「田舎という舞台のイメージがピンと来ない」と仰っていただいたことがあります。
しかし、それは「田舎 = 故郷」と考えたら、当たり前のことなのです。
その方の故郷である田舎は、鈴音村ではないのですから。
(今回の文章が、お答えになりましたでしょうか?(笑))
うちの田舎はこうなんだよ〜……と語り合えるような世界を、
「ド田舎ちゃんねる5」で、是非ユーザーの皆様と一緒に共有できればと思っております。
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